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火星のトランジット:『衝動』を抑え『再生』を

  • emmaplanet14
  • 1月28日
  • 読了時間: 7分

読者の皆さま、こんにちは♪

【EmmaPlanetのインド占星術】インド占星術をこよなく愛するインド占星術星詠家のSATOKOです🙏



今日は早速、インド占星術の2025年の星の動き、Transit情報から始めたいと思います♪


1月は5つの惑星が星座を移動します。今日は1月28日火曜日なのですが、最初に移動したのは1月4日にMe(水星)が射手座へ、14日にはSu(太陽)が山羊座に入りました。それから先週21日はMa(火星)が逆行したまま双子座へ。そして今日1月28日からはVe(金星)が魚座入り。


ひとまず今日は火星の動きからお伝えします。こちらは↓【2025年1月21日火曜日】のチャート。



青の線で囲ってあるのがMa(火星)なのですが、このMa(火星)が双子座に入りました。この双子座入り、双子座に入ったとはいえ時計回りで牡牛座からの『順行入り』ではなく、一度蟹座に入ってからの逆戻り』の双子座入りなんです。


今日はこの逆戻りしているMa(火星)が双子座に入った事の影響と注意点についてのシェアなので、良ければ皆さん参考にしてみて下さい。ただこれを読んで下さっている皆さん、それぞれにチャートが違い、このブログで全てを網羅出来る訳ではありませんので今日は火星が逆行している時の一般的な影響と注意点についてのみお話しますね。その後の長い文章はインド占星術のお勉強をされたい方・もう少し知りたい方向けに書いてますので、お時間許す時にまたお読み頂ければと思います。


まずMa火星は信念の為に戦う原動力を表します。そう実際に動く力です。行動力ですね。自分が信じたものの為に実際に身体を動かす力。また男兄弟や男の友人・競争相手や挑戦も表します。事故やケガも忘れてはいけない火星の象意です。


Ma(火星)は信念の為に戦う原動力だとお話ししましたけど、その信念のもと行動してきた過去を振り返り、もう一度自分の掲げた目標や行動の見直しを即されるのがこのMa(火星)が逆行している時。そして通常は熱を持ったMa(火星)のエネルギーが逆戻りしている訳ですから、そう、フラストレーションや怒り・ジレンマが生まれると言われています。エネルギーが停滞を引き起こしている訳ですから、この時期怒りのコントロールが特に重要になります。


ここまで読んで、分かる!最近凄くイライラが酷かった!っと思う方は特に注意が必要かもですね☝️


Ma(火星)の逆行は野心や決断が必要な社会的活動だったり、またプライベートでも必要不可欠な情熱や『誰かを守る力』に何故だか遅れや障害・問題を引き起こすこともあります。なので仕事でもプライベートでもその内的摩擦から大事な人や社内の人間関係、得意先の相手との間に、誤解や対立が増えやすいかもしれません。Ma(火星)のストレートさに歪みが生じ、コミュニケーションや感情的な衝突が起こりやすくなるんですね。


またMa(火星)は筋肉や血液・免疫力などを司るので、この時期ケガや事故にも注意が必要です。もちろん皆さんの双子座がそれぞれどこのハウス(部屋)かにより影響の出方にも違いがありますが、この時期このMaR(逆行火星)はたくさんの部屋にビームを飛ばしているので、『あぁ色んな部屋に今火星のエネルギーが影響してるのねぇ…』と皆さん頭の隅に置いておいて下さればと思います。そして近くに危うそうな方がいらっしゃったらどうぞ鎮静アドバイスをしてあげて下さい。


よく言えばこの時期は、自分の過去の過ちやミス、やり過ぎてしまった事、言い過ぎてしまった事、そういった事や人との関係を修正・修復・改善するの為のチャンスをくれている時期とも言えます。逆行期間中は何度も何度も同じ事を繰り返させられる事が起こりやすいので、内に抱える爆発的な感情や衝動を抑える努力が必要になるかも分かりませんが、この時期は特に、『冷静さ』と『忍耐』がキーワードです。


また新しい契約事や新規のプロジェクト・衝動的な大きな決断などはしない方がいいかも分かりません。

ただ失敗しつつあるビジネスや低迷していた人間関係を『再生』するには最適な時期。『計画の練り直し』ですね。


Ma(火星)だけではないですが、惑星が逆行するのは過去の未解決の問題を再浮上させ『やり直す』機会を与える為とも言えます。逆行惑星は『過去の行動の見直し』、そう『忘れ物を取りに行く』ように否が応でも直面させられる振り返りの時期。相当な葛藤と対峙せざるを得ない方も中にはいらっしゃるかも分かりませんが、剣は出来れば抜かない方がいい。人によっては苦しい1か月かも分かりませんが精神的に成長するチャンスでもあります。

2月24日までの約1か月、『衝動的な行動』は後々後悔を残すのみとなります。

自己コントロール・感情の抑制に努めるよう意識してみて下さいね。


是非参考にして頂ければと思います。



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では、ここからはちょっとした学習タイム🤗



❊一応サササッと説明👉

チャートの中の『星座の位置』は南インド式の場合変わりませんので

まず双子座のとろこにMaR(火星)と書いてあるが見えますよね☝️青の線で囲ってます。これ先週まではすぐ下の部屋の蟹座にいたんです。

一つの星座はどの星座も0度から30度までです。MaRの右横には29:59とありますよね。これ29度59分と読みます。


❊一応サササッと説明👉

チャートの中のこのMa(火星)の英文字の後ろに大文字に【R】とついてますけど、惑星を表す英文字の後ろに、こんな風にMaRと表示されていると、これはその惑星が今逆行しているよ、のサインなのです。カードゲームでUNOやった事ある人なら分かると思いますけど、【R】がつくと逆回り!って事です。UNOの【R】はReverse(リバース)逆回りの意味の【R】で、こちらインド占星術のチャートの中のこの【R】はRetrograde(レトログレイド)の【R】で意味は逆進の【R】。【R】が付けば順行(普通に時計回り)していた惑星が、ふと足を止め、今来た道を振り返って逆走し始めたよ、逆行しているよ、という事を表しています。細かく言うと天文学的には実際に逆回りしている訳ではなく天体を見る私達からするとあたかも逆行しているように見えるだけの現象なんですけど、まここは掘り下げずにいきますね。





そもそも昨年2024年10月20日にMa(火星)はそれまでいた双子座から次の星座である蟹座に移動しました。上のチャート↑が蟹座入りした時ですね。

蟹座はもともとMa(火星)が減衰する場所ですので、蟹座に入った事で感情的になりやすかったり不安的になったり、もともとの月に不安要素がある方にとっては内的葛藤が徐々に増えてきたのではないでしょうか?


皆さん、昨年10月末から何か変化はありましたか?ぜひ思い返してみて下さい。

皆さんラグナが違うのでまずこの双子座や蟹座が皆さんのチャートで何室になっているか、これもファイルを開いて確認してみて下さい。

その後も蟹座内を進んでいきますが、昨年末の2024年12月7日、蟹座の11度57分の地点で足を止め、くるりと後ろを向いて、きた道をまた戻り始めたのですね。

あ!やっぱりもう一回帰る!みたいに。



これを惑星の逆行と言います。




プシャヤと言われるナクシャトラで歩みを止めてくるりと回転し、逆行し始めた時のチャートです。3度20分プナルヴァスと言われるナクシャトラの区域にも足を踏み入れ先週蟹座0度線を越えて双子座入りです。

わーいわーい。の人もいれば、えーんえーん。の人もいらっしゃるはず。




また惑星たちは自分たちがいる場所から『アスペクト』と言ってその惑星それぞれが持つある一定の部屋に自分の持つエネルギービームを投げかけるのですが、逆行するとあたかも一つ前の星座に自分のクローンを出現させたかのような状態で、その部屋からも同じようにビームを飛ばすのです。Ma(火星)は自分のいる部屋から4つ目・7つ目・8つ目の部屋に自分の持つMa(火星)ビームを飛ばすのですが、逆行しているのでビームもいっぱいです。


これは昨年12月7日に蟹座で逆行を始めた時のアスペクト図です。MaR(逆行火星)はまだ蟹座なんだけど、逆行している事から双子座にMa火星のクローンが出現しています。あくまでもイメージですよ。



こちらが先週から双子座入りした事によるアスペクト図。




この逆行したMa(火星)が双子座に入る事でどんな影響があるのか、また気を付ける点についてはざっくりですが上記にお話しさせて頂きましたね。

Ma(火星)が逆行したまま星座移動したので、Ma(火星)のクローンが牡牛座に出現しました。星座がズレただけで依然ビームはいっぱいです。



トランジットは基本的には月から見るとありますが、ラグナから見る事も重要です。また皆さんの出生図において、双子座の中に何か惑星があれば、それももちろん重要です。トランジットのMa(火星)がその部屋を通過する事、その中にある惑星を通過する事、全てに意味はあります。



長くなりましたので今日はここまでとしますね。

お読み頂きありがとうございました♪

See you soon!





 
 
 

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